戦闘力を調べる中坊進二


ビジネスの場で良く使われるものは数字です。
「この事業をすることで○○%の確率で××円の利益を得られます」
といったものを中坊進二はよくプレゼンします。
具体的な数字を挙げることで、相手に理解させることが出来るのです。



中坊進二がよく読んでいる漫画でもこういった数字がよく登場します。
それは戦闘力です。
中坊進二の戦闘力が5に対し、フリーザ様の戦闘力が53万もあれば、
その強さを一言で説明できるでしょう。
ナメック星を破壊することなくその強さを端的に言うなら、
こういった戦闘力の数字は非常に有用だと中坊進二は考えます。
しかし漫画なのでこういった表現を多用するのは禁物と言えます。
漫画なので絵で表現しないといけません。
読んでいる方も数字だけで説明されたら飽きてしまいます。



戦闘力が出てくる漫画と出てこない漫画があります。
出てくるものでしたら、ドラゴンボール、幽遊白書、
トリコ、ハンターハンター(ナックルの時のみ)、
ダイの大冒険(キィングスキャーーン)などなど。
出てこないものはワンピース、テニスの王子様、
ブリーチ、ワンパンマン、フェアリーテイルなどなど。
戦闘力を出すものと出さないものの違いは分かりませんが、
出すものだと戦闘力のインフレはかなり激しいものとなるでしょう。
トリコが良い例であり、
最初に登場したガララワニは捕獲レベルが7くらいだった筈です。
そしてラスボスは3万くらいで、最終話のコマに登場した怪物は53万。
正直、どれくらいスゴイのか読者は全く付いて行けていません。
安易に戦闘力を出すのはこうした事態を招くと中坊進二は考えます。

現実世界において戦闘力が出ることはありません。
しかし似たようなデータを出す試みは行われているようです。
テニスとかでも、腕の筋力、足の筋力、スタミナなどなど。
そうしたデータを総合的に解析して、数値として扱うことが出来ます。
総合的に算出すればそれは戦闘力と言っても
過言ではないと中坊進二は考えます。
現在は日本ランキングや世界ランキングとかで
結果でのみ強さを示していますが、
いつの日かそうした肉体データを入力することで
戦闘力が分かる日が来ると中坊進二は思っていますよ。



その場合、中坊進二の戦闘力はどれくらいなのでしょうか。
小中で剣道はしていましたが、
そこまで強くなったという実感はありません。
一応素手でも戦えますが、
せめてシャーペン程度の棒きれが欲しいところです。
それくらいあればクマくらいなら勝てると中坊進二は思っています。