神戸のヒアリの危険性について考える中坊進二


「神戸のヒアリ 女王確認されず」と、
ヤフーニュースの見出しを見て、中坊進二は最初、
イギリス女王陛下に関わる何かかと思いましたが、ただの女王アリの話題でした。
語感的にメアリーに似ていそうですが、漢字表記にしたら「火蟻」になります。
今回、中坊進二はヒアリの危険性について紹介します。



まず、ヒアリはそんな簡単に受け流して良い存在ではありません。
危険度で言ったら、鳥インフルエンザやBSEくらい厄介かもしれません。
仮に日本に侵入してきたら、
日本の人類文明および生態系を半壊させるかもしれないと中坊進二は考えます。
そのヒアリの危険性ですが、強力な毒を持つ生物として知られています。
スズメバチのように、刺されることで強力なアナフィラキシーショックをもたらし、
死へと誘います。
恐ろしいことにその致死率は7%です。



それでいて、本来の生息地であるアメリカでは毎年1400万人の人が刺されています。
アメリカだけで毎年100万人の方がヒアリの犠牲になっているのです。
中坊進二としては、話を聞いただけで恐怖で倒れてしまいそうです。
参考までに、アナフィラキシーショックで最も有名なのはスズメバチですが、
こちらの年間の死者数は34名程度で、全く比較になりません。
ちなみに中坊進二はスズメバチに一回刺されましたが、
特に抗体が出来た訳ではありませんので、普通に二回目刺されても大丈夫です。
スズメバチの死亡率は意外なほど低いのです。

ヒアリは本来、日本に生息しない生き物です。
「神戸のヒアリ」ですが貨物船に載って運ばれてきた可能性があります。
と言うより、今、日本にあるほぼ全ての外来種はこうやって、
人間の意図しない範囲で運ばれてきたものです。
沖縄のマングースは人為的に連れてこられましたが、
シロツメクサやセイヨウタンポポなどは本人の意図しないところで勝手に野生化し、
今の日本の大地に定着してしまったのです。
中坊進二はよくこれらの草花を道端で見ますが、その多くが海外産で、
弥生時代からの生き残りはほとんどないのが、今の日本の現状です。



そしてこうした種は外来種として危険視されていますが、
ヒアリは特に危険な生物として「特定外来生物」に指定されています。
アメリカで年間100万人を屠っている殺人アリが仮に日本に蔓延したら、
日本経済はとんでもないことになってしまいだと中坊進二は考えます。
もう、森には決して入れなくなるでしょう。
これでは中坊進二も、昆虫採集やキノコ狩りが出来なくなって困ってしまいます。
そもそも、ヒアリは南米原産であり現在、アメリカ、アジア、
オーストラリアに蔓延っているのは全て船により運ばれてしまったものです。