氷をプレゼントする中坊進二


中坊進二が飼っている犬は暑さに弱いです。
イギリスの高原で羊を追いこんでいた犬種なので、
日本のうだるような暑さにはグロッキー状態になります。
いつも玄関の土間部分(家の中で一番冷たい)で
スヤスヤしています。
最近、クーラーの恩恵を覚えたのか、
クーラーを付けるとヨチヨチ歩いてくるようになりました。



暑さに弱いので中坊進二は犬たちによくをプレゼントしています。
常に水飲み用の皿に水を補充していますが、そこに氷をいくつか投入。
おかげで中坊進二の家の氷の用途の9割方は犬用です。
そんなに頻繁ではないですが時々、氷をガリガリ食べています。



暑さに負けるのは中坊進二の犬だけではありません。
むしろ、屋外で飼育されている動物たちには
日本の暑さに参ってしまうのではないでしょうか。
そこで動物園の多くが、氷をプレゼントしています。
ホッキョクグマやニホンザルに、
果物入りの大きな氷をプレゼントしているそうです。
動物の種類によって毎日上げることは出来ないみたいですが、
動物たちは氷の固まりでウッキャウッキャしているみたいです。
でも中坊進二の好きなカピバラさんは、
氷をプレゼントしてもいつも通りヌボーとしていそうです。



ところでこうした果物入りの巨大氷はどうやって作るのでしょうか?
こういうのを専門で作る業者さんがあると見るべきでしょうか?
少なくとも、業務用の冷凍庫でも作るのは難しそうです。
正直、こういったものを専門で作る冷凍室が欲しいところです。
スイカを丸ごと一個納めるほど巨大な氷の塊を作るのは、
どれほど大きなサイズの冷凍室を用意すれば良いか、想像すら付きません。
一個作るだけなら業務用の冷凍庫で可能ですが、
こうしたものは何個も必要でしょう。
それとも動物園が全部自作しているのでしょうか?
中坊進二には分かりません・・・。



氷の塊を扱う点で注意しなければいけないのは、霜焼けでしょう。
ホッキョクグマでしたら生態的に大丈夫ですが、
ニホンザルはあまりこうしたものに慣れていません。
雪山で身を寄せ合って寒さを凌ぐ光景は簡単に思いつきますが、
それでも降り積もる雪の中で寒さを耐え凌ぐのは大変なことです。
氷のプレゼントですが、調子に乗って持ち続けると、
指が冷たくなってしまうのではないでしょうか。
夏ですが、風邪を引いてしまわないかも気になるところですね。
氷を抱いて寝てしまうと、身体がヒエヒエになってしまいそうです。
中坊進二は人間なので氷を長時間持つと凍傷になってしまいます。
ニホンザルはそのあたり大丈夫か、ちょっと心配です。