アニサキスの対処法について調べる中坊進二


最近、アニサキスがやけに話題になっていると中坊進二は思っています。
魚屋さんでも「魚が全く売れねー」と、
心の叫び声がいくつか中坊進二の耳に聴こえてきます。
ところで統計的にはアニサキスによる食中毒が増えているのでしょうか?



一体いつ頃からアニサキスの事件が話題になっているか、
中坊進二は調べようと思いましたが、恒常的に事件が発生し過ぎて、
話題となった事件が全く分かりませんでした。
というか、食中毒による事件は年間で7,000件に上るので、
最早話題になる方が不思議と言えそうだと中坊進二は考えます。
アニサキスによる食中毒が10年前に比べて増えた理由ですが、
鮮度の良い生の状態で仕入れる手段が増えたから、
および原因を特定できる手段が確立されたからになります。
昔は腹痛が「原因不明」とされてきましたが、
今ではしっかりとアニサキスと特定することが出来るようになったのだと
中坊進二は考えます。

アニサキスアレルギー(本物のアレルギーもあるが、
今回は概念的に納豆嫌いに近い)という言葉が登場したように、
アニサキスが居る恐れがある魚を一切食べられなくなった方が居ます。
しかし、そんなことを言ったら、
海産物はオールでアウトになってしまうでしょう。
アニサキスが寄生しやすい魚はサバやスルメイカで、
大体9割方は内臓に寄生されています。
内臓なので、それさえ食べなければ大丈夫ですが、
魚が死んだ直後に捌かないと、
アニサキスは身の方に移動して来ることもあります。



中坊進二が調べてみたところ、アニサキスの対処法は熱と氷です。
マイナス20度以下で48時間冷凍させれば、多分大丈夫です。
家庭用冷凍庫でもしっかり凍らせればいけるのではないかと
中坊進二は考えます
もしも冷凍しても心配でしたら、容赦なく熱しましょう。
当たり前ですが、どの生き物も熱に弱く、60度でアニサキスは倒せますよ。
原生生命体(菌とか)はもっとしぶといですが、
タンパク質で構成されている回虫目なので、普通に熱で倒せるのです。
魚は鮮魚が一番と言われていますが、アニサキスが気になる方は、
サケ、サバ、アジ、タラ、イカあたりは冷凍ものを買うようにしましょう。
それ以外の魚でも内臓に10%の確率で潜んでいることもありますので、
鮮魚は特に気を付けるようにしましょう。



日本人は昔から生魚を食べる文化を持つ国です。
そして魚を刺身で食べるのは、日本くらいとも言われています。
と言うより、海外の魚は寄生虫だらけで、
生では絶対に食べられないのが普通なのです。
アニサキスに忍び込まれないように、
しっかりと正しい知識を身に付けるようにしましょう。
繰り返しますが、冷凍ものなら取りあえず安心です。
中坊進二も、生ものは控えるようにします。