伝統技術の需要について中坊進二は考える


中坊進二が最近見たニュースにて、
「西陣織の弟子募集」の給与条件が賛美両論していると知りました。
半年間は給料なし、それでいて今後の仕事の保証もなく、
仕事として成立していないと言われています。
しかし伝統工芸の実情を考慮すれば、
こうしたことは何ら珍しくないと中坊進二は思っています。

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西陣織は日本を代表する伝統文化のひとつですが、
それを「お金を払って」まで文化を保存すべきかどうかは、
意見が分かれるところです。
文化を守るのは大事ですが、
その前に守るべきところはいくらでもあります。
医療、介護、育児、教育、インフラ、食生活などなど。
人が人として生きるには「文化」「教養」が何よりも大事ですが、
まず人が生物として現存できる環境を構築するのを優先するのが、
より重要と中坊進二は考えます。
文化を守っていて餓死しては堪ったものではありません。

不要となっていく伝統技術は他にもいくつもあります。
例えば、爪楊枝の手作り
今は工場で大量生産していますので、
江戸時代のように手作業で作成する職人は皆無だと言えます。
爪楊枝作りを伝統文化と言う方も居るかもしれませんが、
需要が無さ過ぎて誰も継承者が居ないのが現状です。

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むしろ、西陣織の求人広告は親切だと中坊進二は思っています。
折角就職したのに、給料が貰えなかったと知ったら、
多くの方は愕然します。
最初に正しい情報を記載することで、
本当に覚悟がある方のみが集まるというものです。
相撲部屋や落語部屋のように、
仕事が安定している仕事ではありませんので、
給与もまた安定していないのです。
実際、西陣織の需要は本当に少なく、
ほとんどの方(7割くらい)が年金で
食いつないでいるのが現状のようです。



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